格安で人気のフィリピン留学ですが、実は留学費用は学校の料金表に書かれた金額だけではありません。
留学前に支払う費用とは別に、現地に行ってから自分でフィリピンペソに両替して学校へ直接支払う現地支払い費用というものが存在します。
特にフィリピン留学は安さが売りなので多くのエージェントや語学学校の広告では「現地支払い費用」が含まれていないのです。
とはいえ決して安くはない費用ですので、今回はちょっと細かく説明しておきます。
1・SSP(Special Study Permit)費用 ※有効期間6か月
こちらが最も費用がかかります。特別就学許可証というもので、フィリピンに留学する外国人は全員取得が義務付けられています。
手続きは若干面倒で、時間もかかります。しかしこれらの手続きは全て語学学校でやってくれるのでご安心下さい。取得にかかる費用は大体6000から6500ペソ。これには語学学校への手数料も含まれています。(1ペソ=2.5円 ※2016年4月現在)
ちなみにSSPは学校ごとで申請を行うため、万が一、留学期間中に転校をした場合は再度SSP申請を行う必要がありますのでご注意ください。
こちらがそのレシート。取得した後、数日(場合によっては数週間後)で発行されるようです。
注意していただきたいのは、レシートを発行するのに時間がかかることを理由に、1週間などの短期留学者のSSPを申請しない悪徳な学校が存在するという事です。
ひどい場合は留学生からSSP代を受け取りながらそれを申請しないケース。まさに詐欺。
何度も言いますがSSPの取得は絶対です。取得せずに留学をすることは犯罪であり、場合によってはフィリピンの入国禁止ならびにフィリピンとの友好関係国(アメリカなど)に入国できない可能性があります。
レシートを生徒に渡す学校は少ないですが、心配であれば請求しましょう。自分が支払ったお金ですから請求する権利が当然あります。
2・ビザの延長費用
フィリピンでは30日以内の場合は観光ビザで滞在できるため、特にビザの発行に費用はかかりません。
しかし31日以上の場合は観光ビザを延長する手続きが必要です。
こちらも学校のスタッフが代行してくれますのでご安心下さい。留学生は期間中はパスポートを学校に預けておき、その間にスタッフが勝手に手続きしてくれます。ただしこちらも手数料が学校ごとに若干異なります。
参考までにビザの延長代を書きます。なお、費用は通算金額です。
ビザ延長費用 ※1ペソ=約2.5円(2016年4月現在)
1~4週間…0ペソ
5週~8週間…3,400~4,000ペソ
9~12週間…8,100~9,000ペソ
13~16週…10,800~13,000ペソ
17~20週…13,500~16,000ペソ
21~24週…16,000ペソ~20,000ペソ
実は期間によって延長費用が異なります。1回目の延長は3,400ペソ程度と安いのですが、2回目は5,000ペソ以上します。
私も経験がありますが、1度フィリピンを出国してしまえば再びチャラになるので、2回目のビザ延長前に海外へ行く人がたまにいます(笑)
3・ACR-Iカード(Alien Certificate of Registration Identity-Card)
ACR-Iカードとは外国人登録証です。こちらはビザ延長代とは別で59日以上フィリピンに連続滞在する場合に必須となります。費用は手数料含め3,000ペソという学校がほとんどです。
こちらもビザの延長と同様、学校スタッフが代行してくれます。
4・水道光熱費
常夏のフィリピンでは冷房を中心とした電気や水の利用量が高いため、水道光熱費は各自負担にする学校がほとんどです。
水道代は1週間100ペソ程度なので請求されない学校もありますが、電気代は週300~500ペソ程度かかります。フィリピンの電気代は日本より高いことで知られていますのであしからず。
多くの学校の場合は事前に滞在日数から計算して前払いをし、実際の使用料があまりにも低ければチェックアウトの時に返金されます。
尚、規定量をあまりに超える場合には逆に割増料金を請求されますのでご注意ください。
5・テキスト代
学校で使用するテキストは生徒によって異なるため、こちらも現地で支払う必要があります。
とはいえ1冊約150ペソ程度からなので、それほど高いものではありません。
また1週間程度の短期留学者の場合、テキストを購入するのが勿体ないためコピーしてくれる学校もあります。その場合テキスト代は無料、もしくはコピー代のみの支払いとなります。
6・管理費
これは支払う学校とそうでない学校があります。語学学校は生徒さんに満足していただけるようにイベントを企画したり、その他さまざまな制度があります。
そうした運営費用を管理費からまかなうのですが、週150ペソ程度しかとられないのでそれほど気にならないかと思います。
7・寮の保証金
いわゆる施設のデポジット。万が一お部屋の窓ガラスを割ってしまったり、備品を壊したりした場合には弁償する必要があります。
しかし退寮時に破損などがなければ全額返金してくれます。
金額は2,000ペソ~4,000ペソ程度と学校によって大きく異なりますが、とにかく気を付けて生活すればちゃんと返金されます。
ちなみに退寮時に帰ってくるデポジットを使ってお土産を沢山買う留学生が多いです(笑)
8・その他(ピックアップ代、食事代など)
基本的には上記1~7の項目が現地支払い費用となりますが、学校によっては空港までのピックアップ(お迎え)代や食事代を別途請求する所もあります。
留学前の予算決めの際にはくれぐれも注意してください。
まとめ
というわけで現地で支払う費用についてご理解いただけたでしょうか?
特に長期で滞在する人は何万円という費用になるので、申し込み時には注意が必要です。
セブ留学アカデミーではお見積書作成時に現地支払い分の参考費用をご案内させていただきておりますのでご安心下さいね!
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