年々人気が高まるフィリピン留学。特にセブ島の語学学校には毎週沢山の日本人が集まり、今後もその数は大きく伸びることが予想されています。
もちろん当社のような留学エージェントや語学学校には、1人でも多くのお客様を取り込みたいという本音がありますが、果たしてフィリピン留学が万能かと言えばそうではありません。
今回は「フィリピン留学に向いていない人」について書いてみようと思います。
①細かい人
最初に断言しておきますが、フィリピン留学では留学生の思い通りには絶対いきません。
もちろん私たちは少しでも多くのご要望に応えたいと思っています。しかし、現地では絶対に予想していないことが起こります。それに対していちいち細かく過剰反応していても、意味がないのです。
なぜならフィリピン(人)は日本と全く環境が違い、しかも価値観が異なるからです。
私が経験したものだけでも以下のような事が起こりました。
お湯が出ない時がある、停電する、急に祝日が出来て学校が休みになる、台風で外出できない、TOEICの模擬試験中に講師が歌いだす(笑)、部屋に虫が出る、なぜかお腹を壊す、タクシーが故障して20キロしか出ない、などなど。
②お客様は神様だ、と思っている人
私たちエージェントにとっても学校にとっても留学生は神様のように大切なお客様です。
しかしその発想はフィリピン人には全く通用しません。というよりも日本以外では「お客様は神様」という発想はありません。80%以上のフィリピン人にとって神様は神様です(笑)
良い授業を受けるには講師と良い関係を築く方が近道です。「こちらはお金を払っているんだからそれなりのサービスをするべきだ」などと説教をしても、給料が日本人の2割程度しかもらえないフィリピン人にとっては何のことだか分かりません。
そういえば昔アメリカのホテルに宿泊していた時に、部屋のお湯が出なくてスタッフに文句を言ったことがあります。「温かいシャワーを浴びたいよ!」と言ったら、「アタシだってそうよ!」と言い返されました(笑)
それ以来日本の価値観を外国へ持ち込まないようにしています。。
③環境の変化に弱い人
生活環境が日本とは大きく異なるため、そもそもフィリピンにいるだけで体調を壊す人は意外に多いです。
気候は1年中真夏ですし、水は硬水(日本は軟水)です。道路は日本ほど舗装されておらず、砂埃がまうこともよくあります。
そもそも海外にいるということもあり、外国人とのコミュニケーションにストレスを感じることもあるでしょう。しかしそれは徐々に慣れていかなくてはいけません。ですが永久にそこからリカバリー出来ない人にはフィリピン、というより海外留学をおススメしません。
④勉強しない人
当たり前ですが、フィリピン留学の1番の目的は英語の勉強です。しかし現地に行くとほとんど勉強しない日本人がいます。勉強というのは授業に出ているだけではダメです。自習室で予習・復習をすることもそうですし、例えば友人と一緒にレストランで食事をする時には進んでオーダーする役を買って出るなど。
大人になったら勉強だって自己責任。フィリピンの先生達はどんな初心者でも一生懸命教えてくれますが、やる気の無い生徒まで面倒は見てくれません。
⑤自分をマネジメント出来ない人
私はこれが留学生活において最も重要だと思います。
例えば英語の習得を目的とするのですから、良い授業・良い勉強・良い生活をするために自分で考え、行動する必要があります。
授業で分からないことは積極的に質問しましょう。留学期間が長くなりマンネリ化してきた人は、コースを変えたりいつもとは違った勉強方法を試してみるのも良いでしょう。
また、ついつい遊びすぎたり飲みすぎたり寝すぎたり、と怠慢にならないように自分を律することもしなくてはいけません。それで英語が習得できなかったとしても、それは先生の責任でもなければ、学校でも私たちエージェントの責任でもないのです。
以上、上記の項目に当てはまる人は少し覚悟してフィリピンに行く必要があります。
留学生の方々にとって充実した留学生活になることを願っておりますが、日本とは全く違うラテンアジアの島国フィリピンですからじっくり検討して留学に臨みましょう!
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