こんにちは、ハヤカワです。
皆さん、シベットコーヒーってご存知ですか?
コーヒーの1種なのですが、あまり知られてはいないようです。
以前からちょくちょく聞いており、あの高城剛氏もおススメしたとか、していないとか。
シベットコーヒーとは?
まず「シベット」とはジャコウネコという動物のことを指します。ジャコウネコ科に属するらしいですが、ネコというよりはタヌキっぽい。
「ネコとコーヒーが関係あるんかい」と思われるかもしれません。ここからがシベットコーヒーの面白いところ。
実はこのジャコウネコというのはコーヒー豆を餌として食べるそうです。
そしてそのコーヒー豆は排泄した際に未消化のまま、「出てくる」そうです。その未消化のコーヒー豆を焙煎加工して作るコーヒーがシベットコーヒーです。つまりウ○コですね、はい。
ウ○コのコーヒーなんて汚いと思ってはいけません。ジャコウネコの体内を通ったこのコーヒー豆は独特の香り(いい香り)がするんです。まさかと思いますよね?
実は世界一の最高級コーヒーと言われている
ただのゲテモノコーヒーと思われそうですが、むしろその逆。
シベットコーヒーは非常に希少なので、高値で取引されているんです。
最近は大量生産するためにジャコウネコを飼育して、無理やりコーヒー豆を食べさせる農家があるそうですが、最も本格的なのは野生のジャコウネコが生息する場所に排泄されたままのコーヒー豆を人間が直接拾った物。
手間がかかるので当然高いわけですね!
ちなみにシベットコーヒー農家の様子は下の映像より。
というわけで飲んでみました。
今回はダバオのアポ山で採れたシベットコーヒー。
クロコダイルファームに売っていたのでそれを買い求めて行ってきました。シベットコーヒーはインドネシアなどでも作られるそうですが、フィリピン産はカぺ・アラミド(アラミドコーヒー)と呼ばれ、さらに高いそうです。
売っていました。シベットコーヒー。
高級なコーヒーと聞いていただけに、フィリピンの田舎の小さな動物園のお土産売り場に売っているので驚き。
もしやそこまで高くないのでは?そう思って店員さんに聞いてみました。
「この100グラムのコーヒーいくら?」
「2000ペソ(約5500円)よー」
た、たけえ。。というわけでその中でも安いやつを購入してお土産にしました。
お店の外で飲めるそうなので、注文。1杯150ペソ(約400円)。
それっぽいポットで注いでもらいます。なのに砂糖とミルクは市販のもの。でもまあ今回はブラックで飲むことに。
気になるお味は、意外とアッサリしていました。「こんなものかな?」と思って、後日自宅で再度お土産のシベットコーヒーを試してみました。
うん。アッサリしている。
あとでネットで調べてみたのですが、シベットコーヒーはそのアッサリした感じがいいらしい。香りは確かにほかのコーヒーとは違います。
コーヒーにあまり詳しくないですが、美味しいと思います。
ちなみに僕が今回買ったこちらのお土産用シベットコーヒーは100グラムで2700円くらいしました。
でもネットで調べたら日本では100グラム1万円以上で売られています!
特別な日に飲むようにしたいと思います…。