こんにちは。セブ留学アカデミーのハヤカワです。
今回はフィリピンの治安について。僕自身の経験と、知り合いに聞いた話などをもとに書いていこうと思います。非常に大事な情報ですので、少々長いですがお付き合いください!
自分は1度も被害にあったことがない
僕は1年間で1度も犯罪に巻き込まれたことはありません。そして友人も含め、いわゆる殺人や暴行といった凶悪犯罪に遭ったという人はまずいません。セブ島はアジア有数のリゾート地ですので、大勢の観光客がいます。町には警察官も多く、レストランやホテルの警備員であっても銃を持っている点は安心です。
ただし、窃盗被害は多い
でもこれは多分他の国でもよくある話で、ほとんどの人は「自業自得」と言うでしょう。
飲みすぎなきゃいいんです。イチャイチャしなきゃいいんです。
ITパーク付近やマンゴー、コロン界隈は要注意
セブ市内でいうとITパークの周りや、クラブ・バーなどが密集するマンゴーストリート、そしてコロンストリートあたりは要注意です。この辺りは「物乞い」に遭遇する事があります。多くはストリートチルドレンですが、スリ被害が多いエリアです。
コロンストリートは安い電化製品を扱うお店が多いですが、「これぜったい盗難品でしょ!?」というようなiPhoneなんかをよく見ます。
盗まれないようにするには?
高価な物を身につけない
まず彼らの前で高価な物(アクセサリーやスマホ)を必ず見せないようにしましょう!パクられます!歩きスマホはもちろんのこと、ネックレスなども危険。後ろから引きちぎられてそのまま逃げられたという女性の話を聞いたことがあります。
ポケットに物を入れない
ポケットにスマホや財布を入れて歩くのも危険です。ITパーク付近のストリートチルドレン達は集団で集まってきて両腕をつかんできます。僕たちの両腕をふさいだ状態で、もう一人の子どもが直接ポケットをゴソゴソ探ってスマホや財布を盗むのです。かなり直接的にきます。
何かあげるなら食べ物にする
もし、ストリートチルドレンに何かをあげるなら食べ物にしてください。カバンの中にお菓子とかが入っていれば少し分けてあげるくらいでいいです。もちろんわざわざ渡しに行く必要はありません。
そしてお金は絶対にあげないこと。残念なことに僕たちがあげるお金を彼らは良い方法で使ってはくれません。もらったお金でクスリを買うこともあります。
クスリといっても高価なものではなく、例えば路上の靴屋で靴ヒモを買い、それを火であぶるのです。どうやらシンナーみたいな物らしく、その匂いは空腹を紛らわすようです。
また、多くの子ども達は他の悪い大人に雇われているようです。盗んだ物やお金をその大人に渡すことで報酬を得るようです。
とはいえやはり1番いいのは何もあげないことです。私の友人はお金をあげてしまったせいでその後10人以上のストリートチルドレンに「ボクモワタシモ!」と取り囲まれてしまいました。芸能人みたいに(笑)
トランプ詐欺には注意!!
トランプ詐欺などのいわゆる「ご当地犯罪」もあるので注意が必要です。
◆「トランプ詐欺って何?」という人はこちらの記事も読んでください◆
2015年12月に各学校スタッフにヒアリングしたところ…
先日、各学校のスタッフの方々に「最近生徒さんの中で、学校外でトラブルに遭った方はいますか?」と聞いて回ったところ、大きな犯罪被害に遭う人はまずいませんでした。
ただし、どの学校にも必ず1人は「ケータイ電話を盗まれた」という方がいました。
ただしよくよく聞いてみると盗まれた場所は「マンゴースクエアのクラブの中です」とのこと。
1番ケータイが盗まれやすい場所に行って実際に盗まれるわけですから、これはエージェントも学校も責任はとれません…。
統計データより
海外にはNUMBEOというサイトがあります。これは世界中の国・地域の生活情報をデータベース化したもので、世界最大のデータベース量を誇ります。
こちらのサイトによると、セブ島の安全指数は51.11(2015年末時点)。他の都市と比較してみると、
クアラルンプール(マレーシア)26.44
ローマ(イタリア)43.72
パリ(フランス)45.56
ロサンゼルス(米国)45.10
ニューヨーク(米国)48.91
セブ(フィリピン)51.11
ロンドン(英国)51.97
サンフランシスコ(米国)51.95
シドニー(豪州)56.44
バンクーバー(カナダ)61.25
つまりこの統計によるとセブの治安はロンドンやサンフランシスコと同水準であると言えます。観光地で人気のパリやローマよりずっと安全ですね!
結論
結論としては、ほとんどの犯罪は自分で防げる、ということです。繁華街や夜中のクラブに行く際は派手な格好はつつしんで、シンプルな装いを心がけましょう。ただでさえフィリピンは暑いんですから!
そもそも勉強のために留学しているのであれば、クラブや飲み会なんて最小限でいいのです。息抜きは大切ですが、当初の留学の目的だけは見失わないようにしましょう。
そして最も大事なことですが、くれぐれも海外旅行保険だけは忘れずに!!
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