こちらの記事では既に2024年1月以降のフィリピン留学申込みを済ませた出発前の方々に向けて、準備物や渡航までの流れについてご紹介します。

入国にあたって必要なもの(最重要!)

2024年10月現在のフィリピンは入国にあたって必須となる条件や準備物がいくつかあります。
詳しくはまず以下のページから確認してください。

フィリピン入国の条件と準備について

空港に到着したら

よく空港に到着したらどうすればいいの?という質問をいただきますので、空港到着後の流れについて説明します!

  1. eTravel Registration(旧One Health Pass)の提示
  2. 入国審査
  3. 荷物を受け取り学校のお迎えスタッフと合流

1. eTravel Registration (旧One Health Pass)の提示

現在はどこの空港でも入国審査に行く途中で、eTravel Registrationの提示を求められますのでスムーズに行くように事前に画面を開いて準備しておきましょう!

eTravel Registration登録の段階で登録完了のバーコードが表示され、メールにも届きます。
その後時間を置いてQRコードがメールに届きます。このQRコードが届いているかどうかで、
バーコードのみの人、QRコードの人で進む道が分かれますので途中にいる空港スタッフの指示に従って進んでいきます。

画面を機械でスキャンしてもらい完了です。

2. 入国審査

次に待っているのがイミグレーションでの入国審査です。

パスポートと機内で事前に記入した入国申告カードを審査官に提出し入国手続きをします。

入国審査で何を聞かれるのだろう?とドキドキしますが、何も聞かれないこともあれば、滞在の目的や期間を質問される場合もあります。

フィリピン入国は1ヶ月以内の往路航空券を持っての入国になるので、
留学で来ていますと渡航目的を伝えるよりかは、長期でいる予定があったとしても「Just visiting for 30 days」など観光で来ていますと答えた方がスムーズに行くかもしれません。

仮に詳しく聞かれたり書類を見せてくれと言われた時のために、入学許可証は紙のコピーで準備しておきましょう!

3. 学校スタッフと合流

入国審査を終え無事に荷物をゲットしたら、いよいよ学校のお迎えスタッフと合流です!

みなさんが留学開始前に事前にEチケットのスクリーンショットや航空券の情報をいただいておりますが、その情報を学校に伝えて空港までお迎えの手配をしております。

早朝や深夜の便での到着でも、その時間に合わせて学校が迎えに来ますので集合時間に合わせて飛行機を取る必要はありません。

ほとんどの学校が、お客様の到着ターミナルまで来てくれますので安心してくださいね!
学校名の書いたプラカード、あるいはバギオ地域の学校であれば「BESA」のプラカードを持ったスタッフが目印です。

大体の学校が出口付近でプラカードを持って待機していますが、多少異なる場合もあります。
事前にお送りする渡航前資料には写真と共に細かく説明がありますので、目を通しておきましょう
ピックアップ時の緊急連絡先も記載があるので必ず控えておきましょうね!

入学初日のスケジュール

入学初日の流れは以下の通りです。
※学校によって順番は前後します

  1. 入学テスト
  2. ショッピングモールで両替、買い出し
  3. オリエンテーション

1. 入学テスト

まずは朝から入学テストを行い、英語のレベルチェックをします。
テストは、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの4技能を測るものです。
なかなか長時間にわたるテストですが、頑張ってくださいね!

2. ショッピングモールで両替・買い出し

テストを終え学校で昼食を取った後は、学校がショッピングモールまで連れて行ってくれます。
モールで両替をし、生活に必要なものを買います。

フィリピン留学は寮で滞在するとはいえ、シャンプーやボディーソープ、部屋のトイレットペーパーなどはご自身で準備していただくことになります。
初日分などは、学校が優しく準備しておいてくれる場合もあります。

日本からシャンプーなどを持って行くのもいいですが、現地で安く購入できますし荷物も減らせるのでこの初日のお買い物で必要なものを揃えていただいてもいいと思います。

また、両替の際は事前に学校スタッフが大体の現地費用を教えてくれるので、現地費用で支払う金額プラスご自身で必要なお小遣い分を両替しましょう。

ちなみに、両替ではなくATMでお金を下ろすことも可能です。

Wikipediaより

このプラスマークのついているクレジットカードなら海外のATMでもお金を引き出すことができます。
出国前にクレジットカードの確認をしておきましょう。

3. オリエンテーション

オリエンテーションでは学校での生活について説明があります。
学校でのルールや施設の使い方、フィリピンでの生活の安全面などについて詳しく教えてくれるのでしっかりと聞いておきましょう。

分からないことや気になることがあれば、ここで質問してみましょう。

大体の学校が、国籍ごとに生徒を分けて日本人であれば日本語で説明してくれますので、英語がわからなくても安心してくださいね♪

また、みなさんがショッピングモールに行っている間に学校では入学テストの採点が行われます。その結果はこのオリエンテーションで発表され、自分の英語レベルや今後のスケジュールを確認することができます。

気候と服装について

フィリピンは年間を通して気候は温かく、四季はありませんが雨季と乾季があります。
雨季は6月〜11月、乾季は12月〜5月ですが気温や雨の降り方などは地域によって異なります。

セブ島

セブ島は1年を通して温かく、年間平均気温が28度と常夏の地域です。
雨季と言ってもスコールなので一日中雨が降ることは珍しく、1~2時間の一時的な激しい雨が降るほど。

国土交通省 気象庁ホームページより

朝晩の寒暖差もさほどなく、年中半袖短パンにビーチサンダルで快適に過ごすことができます。

ただし、外が暑いのに対しショッピングモールやレストラン、また留学先の学校施設などは冷房が完備されており寒く感じることもあるので、そんな時のために薄手の上着があると良いでしょう。

その他の、マニラ、クラーク、ダバオ、イロイロ、バコロドといった地域もセブと同様になります。

バギオ

唯一気候が他の地域と異なるのが、バギオ!バギオは標高1,400mの場所にある街で年間を通して比較的涼しい気候の地域です。

バギオの学校に滞在するとお部屋にはエアコンがついておらず、それほど涼しい地域ということがよくわかります。

国土交通省 気象庁ホームページより

 

日中の平均最高気温は22度ほどで乾季だと25度まで行くこともあり、半袖で過ごしてちょうどいいくらいです。

ただ、夜は日中との寒暖差が大きく平均最低気温は14度。半袖に薄手の上着を羽織るか、長袖のTシャツでも欲しいかなと思うくらいです。

雨季はセブ島などの雨の降り方とは異なり、長時間雨がふるバギオ。基本的に午前中は晴れ、午後から夜にかけて雨が降ることが多いです。

特に7月から9月にかけては1年で最も雨が降る時期になりますので、覚悟しておきましょう。

電話とインターネットについて


よくフィリピンについたらネットや電話はどうするの?という質問を多くいただきますが、そもそも日本からそのまま持っていくだけではデータや通話は使用できません。

現地でSIMカードを購入する必要があります。

SIMフリーのスマホをお持ちの方はそのままご利用いただけますが、SIMロックがかかっている場合は日本のショップで事前にSIMロックを解除してもらう必要があります。

SIMカードはプリペイド式なので、データが無くなったら、あるいは期限が過ぎたら再度購入という方式なので日本のようにキャリアに契約する必要はありません。

例えば、30日で2GBまで、4GBまでなど自分の使用量に合わせたプランのSIMを購入します。仮に30日以内でデータが無くなってしまった場合や、30日が過ぎてしまった場合は、再度プリペイドする方式です。

プリペイドカードの費用の相場は↓

  • 2GB  100ペソ(260円)  7日間使用可能
  • 8GB  1,000ペソ (2,600円)  30日間使用可能

データのみのプランや、データに加えSMSや通話のプランもあります!

フィリピンで人気のSIMはこの2つ!

  1. Globe(グローブ)
  2. Smart(スマート)

マニラ空港到着ロビーにSIMカードを購入する場所がありましたが、やはりGlobeとSmartの2大キャリアでした。

安さを重視するならGlobe、ネットの繋がりやすさを重視するならSmartと言われています。

ただし、いくらSIMカードやWi-Fiでデータがあるとはいえ、フィリピンは日本ほどネット環境が良くありませんのでそこは覚悟しておきましょう!

特に雨が強く降る日はネットが全く繋がらないなんてことも当たり前の環境です。

入学初日に学校からショッピングモールに連れて行ってもらえるので、そこでSIMカードを購入しお店の人に任せれば設定などを全てしてくれます!5分もあれば購入から設定までが完了するでしょう!

ポケットWi-Fiの購入を検討される方も時々いらっしゃいますが、持ち運びや料金のことも考えるとSIMカード購入がお手頃で便利でしょう!

日本の電化製品や充電コードの使用について

フィリピンでは日本と同じくAタイプのプラグが使用できます。

電圧は日本が110Vなのに対し、フィリピンは220V、パソコンや携帯、モバイルバッテリーなどは変圧器なしでそのまま使用することができます。

ただし、ヘアドライヤーやヘアアイロンは電圧が異なるため日本のものを使うには変圧器が必要です。
現地で購入することもできますが、日本から持参する場合は変圧器を持っていくか海外対応の製品を持っていきましょう。

万が一病気やケガをしたら


体調不良や、怪我があればまずは学校のナースステーションに行きましょう。
病院に行きたい場合は、学校が病院まで連れて行ってくれ希望の場合は現地スタッフが同行してくれます。

また、週に1回決まった曜日時間に指定病院からドクターが来てくれる学校もあります。
簡単な診察をし処方箋を受け取ることも可能です。

保険適用の場合、直接病院に行く場合も、学校で医師に診察してもらう場合も旅行保険者証が必要ですので日本から忘れずに持っていきましょう!

まとめ

以上、出発前の方に向けてフィリピン渡航の流れをまとめてみました!

入国にあたる必要条件は1つでも欠けてしまえば入国できないことになってしまいます。
出発前に余裕を持って確認しておきましょう。

出発前に送付される学校資料には必要なものや到着後の流れなど参考になることがたくさん書いてあるので必ず目を通してみてくださいね!