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「マニラに行きたいけどどこを観光していいか分からない」という方は多いと思います。実際フィリピン観光というとセブ島やパラワン島、ボホール島などのリゾートエリアの方が有名ですからね。
→「高城剛もおススメの世界最高の島、パラワン・エルニドへ行こう」の記事
しかし日本からはマニラの便が最も本数が多いわけで、せっかく東南アジアの玄関口であるフィリピンに来たなら首都のマニラを観光したいものです。
今回はその中でもぜひ行ってほしい観光スポット、イントラムロスをご紹介します。
イントラムロスって何だ？
イントラムロス(Intramuros)とは1７世紀はじめにスペイン人によってマニラに建てられた要塞都市のこと。
1565年にフィリピンを征服し、その後マニラの初代総督となったロペス・デ・レガスピによって作られたもので、都市の中には教会や学校があり、1606年の完成後はフィリピンにおけるスペイン人の政治・宗教・軍事の中心地となった。
イントラムロスへの行き方
高架鉄道で行く場合はLine1のU.Nアベニュー駅を下車して北西へ進みます。
マニラ・オローサ通りを進むと緑に囲まれた公園が見えます。左手にはリサール公園や日本庭園、中国庭園があります。まあ、日本庭園といってもそんなにスゴイもんではないけど(笑)
日本庭園らしい…
チェスに興じる人々
この公園は市民の憩いの場らしく、この日もたくさんのローカルな人たちが遊んでいました。
さらに進んでいくと何とゴルフ場までありました。観光地なのに考えられないですよね。日本で言うなら京都のお寺や浅草寺の目の前にゴルフ場がある感じでしょうか(笑)
ゴルフ場
ちなみにゴルフ場を過ぎるといよいよイントラムロスの入口です。この周辺はやたらと３輪タクシーや馬車が走っており、「イントラムロスは歩くのが大変だから案内するよ！」と声をかけてきます。僕は断って自分で歩きましたが、結果からすると全然歩けます(笑)
イントラムロスの入口の壁
イントラムロスの中には教会はもちろん、大学や博物館、ホテルまであります。
サン・アグスチン教会
マニラ大聖堂
マニラ大聖堂
イントラムロスの中のヨーロッパ風建築を眺めながら先を進むと、目玉の一つでもあるマニラ大聖堂が右手に見えます。大きい！マニラで最も重要な教会と言われており、第２次世界大戦で破壊された後に再建し、その建設には当時の神奈川県知事の援助もあったとか。
これまでフィリピンで見てきた教会の中でも最も壮麗な建物でした。
観光客も多いですが、物乞いをする子どもたちもいるので注意してください。
サンチャゴ要塞
サンチャゴ要塞
マニラ大聖堂の北をさらに進むと、イントラムロスの先端に位置するサンチャゴ要塞が見えてきます。
かつてここには基地や牢獄もあったそうです。太平洋戦争中には日本軍の憲兵隊本部もあったそうです。
入口の石壁には今も当時の銃の痕跡が残っており、当時の戦争の激しさを物語っています。
ホセ・リサール記念館
サンチャゴ要塞の敷地内にはホセ・リサールの記念館があります。ホセ・リサールはスペインからの独立のために民衆を率いた国民的英雄。
ではなぜここに彼の記念館があるかというと、実はこの場所はホセ・リサールが最後に処刑された場所。
イントラムロスの入口にある現在のリサール公園の場所で彼はスペイン軍により銃殺され、今その場所は市民の憩いの場となっているのです。
残念な場所
先ほど紹介した通り、イントラムロスの入口には残念なことにゴルフ場がありましたが、リサール記念館の横は残念なことに打ちっぱなしでした(笑)
歴史的なヨーロッパ建築を堪能したと思いきや、よく見ると建物の１階がミニストップ(笑)
まとめ
マニラはフィリピンの経済成長を牽引する都市としてますます発展しています。観光客からすれば「見どころが無い」と言われるマニラですが、そんな中でイントラムロスはマニラの歴史を知る上で象徴的な観光スポットであるといえます。
少しでもお時間のある方は、大型ショッピングモールもいいですがこのイントラムロスを訪れてみるべきだと思いますよ！
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