こんにちは、セブ留学アカデミーです!
今回は、ATSUさんが出版された英単語帳 Distinction 2000 を買って勉強してみたので、詳細とともに感想を共有したいと思います。
ATSUさんについて
まずはATSUさんをご存じない方のために、ATSUさんのご紹介をしたいと思います。
AtsueigoというYouTubeチャンネルや英語学習法に関する情報発信サイトを通して、日々英語を学びたいと望む方に向けてコンテンツを制作されている方です。
大学までは日本で過ごされた正真正銘の日本人ですが、独自に英語学習と向き合い続けました。そして、大学院からオーストラリアに渡り、卒業後オーストラリアのメルボルンにて世界4大会計事務所の一つで、ネイティブ環境の中公認会計士として働かれていました。
そして、それまでに取得された英語の資格が以下の通りです。
- 英検1級
- TOEIC990点満点
- TOEFL iBT 114点(L30 R28 S27 W29)
- 米国公認会計士試験全科目合格
- IELTS8.5 (L9.0 R9.0 W7.5 S8.0 OA8.5)
さらに、オーストラリアの永住権も取得されているので、大変多くの日本人の方がお手本にしたいと思われるのではないかと思います。
これまでの英単語帳への違和感
長年英語学習と向き合い、幾つもの英語教材を使用されたATSUさんは、今まで約20000語以上の英単語を覚えられたそうです。
その単語の多くをオーストラリア渡航前に習得してから、留学を開始されました。
しかし、実際に海外で英語を使い始めたATSUさんが感じたことは、”学習した英単語のほとんどが、実践の場で使えない”ということだったとのことです。
アカデミックでフォーマルすぎる英単語帳ばかり
その理由は明確でした。
ほとんどの英単語帳が大学受験や英語の試験対策のために作られているため、単語とともに紹介される例文や用法が、非常にかたく大変フォーマルなものばかりだったということです。
つまり、日常の英会話やビジネスシーン、留学生活で使うイメージを養うことが難しいということ。
これは私も留学の際に、同様の経験があります。現地の人が話す言葉や新聞で見かける言葉の中には、意味はわかるので理解は出来るのだが、自分が会話やコミュニケーションの中で使えているかと言われると、そうではない言葉や言い回しが大変多くあることに気付き、悔しさを感じたのをよく覚えています。
そんなマイナス要素を克服し、”世界一の英単語帳を作る”というスローガンのもと、10人の英語ネイティブと協力して制作したのが、今回のDistinciton 2000です。
Distinction 2000の特徴
アカデミックだけでなく、プラクティカルな英語力を育てる
Distinciton 2000では、大学受験や専門領域で使用されるアカデミックな英語と、日常会話やビジネスで使用されるプラクティカルな英語を、バランスよく育て上げることを目的に作られています。
そこで1つのトピックに対し、それぞれ3つのセクションに分かれています。
アカデミックセクション
学術的なフォーマルな英文を紹介し、ここでアカデミックな場面で使える単語や表現を学びます。
プラクティカルセクション
上の英文で出てきた単語の意味などを説明するとともに、全ての単語に対して異なる例文内での使用例が紹介されています。そこでネイティブの人が、日常的にはどのように使用しているのかを学ぶことが出来ます。
さらに派生語の紹介も豊富で、1つの単語を単体として覚えるのではなく、より立体的に英語を学ぶことが出来ます。この派生語にも例文を載せてくれているのは、本当に良いポイントです。
スナップショットセクション
今後英語を実際に使用していく上で出会うと想定される、ニュースや会話のシーンを紹介しており、アカデミックとプラクティカルの2つの側面を持ち合わせています。
ネイティブにより近づける
同じ意味を持つ単語や表現が2つ以上あった時、どれを使ったら正しいんだろう?と迷った経験は誰もがありますよね。
例えば、worry aboutとbe worried aboutはどちらも、日本語では「〜を心配している」という意味ですが、若干ニュアンスが異なります。
worry aboutはより一般的で、何かを基本的に心配していることを意味するのに対し、be worried aboutは今現在、この発言をしている時に、まさに心配しているというニュアンスがあります。
こういった単一的に単語を覚えているだけでは理解出来ない、英語の微妙なニュアンスの違いについて数多く説明してくれています。
このネイティブが無意識のうちに使い分けている違いを理解していたら、現地でのコミュニケーションの質が格段に上がることは間違いないですね。
使ってみた感想
第一に、デザインが抜群
内容はさて置き、まず何よりも、表紙カバーやデザインがカッコ良くてテンションが上がります。
デザインに関してはどうでも良いという方もいらっしゃるかもしれませんが、私はかなり重要だと感じています。今まで何冊か英単語帳をやってきましたが、開いた瞬間にみづらいと感じたこともあれば、単に単語が羅列してあるだけのものをやっていてテンションが下がっていくばかりだと感じたことがありました。
しかし、Distinciton 2000はマットブラックのカバーがスタイリッシュで、とにかくカッコいいです。そして、中を開けばイラストもあるのに、シンプルで見やすくレイアウトされています。だから毎日取り組む際のモチベーションは高く、こんなに楽しい単語帳は初めてという感覚です。
実際に使っているイメージが出来る
こんなにも楽しく取り組めている理由は、デザインだけではなく、やはり実際に使っているイメージが出来るからでしょう。
上記でも述べたように、アカデミックとプラクティカルな例文における使い方を学ぶことが出来るので、本当にその言葉が身についていると感じられます。
その感覚をより実感したのは、アメリカの連続ドラマシリーズSUITSを観ていた時です。Distinciton 2000で学んだ単語や表現と出会う機会が非常に多く、ネイティブが実際に使っていることを目の当たりにし、確実にレベルアップしていると感じることが出来ました。
これから海外に進出したいとお考えの方には、大変お勧めです。是非試してみてください。